新築マンション購入におけるインテリアオプション品の疑問

初めて新築マンションを購入される方には疑問の多いインテリアオプション商品です。
聞き慣れない独特の商品もあり本当に必要なのか?本当にお買い得なのか?
不安な要素が多いものです。
そんな疑問に回答したいと思います。

プラウドやオハナのマンションで斡旋される「ラクモア」の食器棚

プラウドシリーズのマンションに関わらず物件の状況によりますが備え付けの食器棚は後付けの
インテリアオプションの他に建築中に据付られる「建築オプション」があります。
いわゆる建築オプションとは、そのマンションの施工会社であるゼネコンの工事になります。
これにはメリットもあります。
建築中のキッチンと同じ工期で行われるのでスケールメリットが生かされ工事費用が安価になります。
またキッチンメーカーの半既成品による食器棚ですので商品自体の価格も安価なのが特徴です。
これが「ラクモア食器棚」です。
デメリットは半既製品ですので寸法がピッタリサイズではなく細かい構成が選べません。
またシステムキッチンと同じキャビネット構成ですのでオーダーメイド品と比べ造りが貧祖です。
後付けのインテリアオプションで案内される「造作家具」の食器棚はオーダーメイドによる製作ですので
ミリ単位で製作ができ細かい構成も選択可能な分、価格は高価になります。
もちろん造りは「しっかり」しています。
こう言った似た商品でも内容により商品価値と価格の差がありますので良く検討してから購入しましょう。

断熱フィルムって本当なの?

基本、分譲マンションへ施工する窓ガラスフィルムで断熱するフィルムを施工する事はありません。
(※商業施設向けのフィルムで一部断熱するものもあります)
通常インテリアオプションで案内されている窓ガラスフィルムの種類は3種類で1つはスタンダードな
UV(紫外線)カットと飛散防止効果のある透明フィルムです。
もうひとつが防犯抑制フィルムといってUVカットと飛散防止まではスタンダードフィルムと同じですが
フィルムが何層にも積層されており飛散防止用フィルムよりも更に飛散し難くなっています。
最後のひとつは日射調整用遮熱フィルムです。
この遮熱フィルムの事を断熱と呼んで販売している会社も存在していますね。
さて断熱フィルムと遮熱フィルムの違いですが日射調整用遮熱フィルムは日射による室内の気温上昇を
抑制する目的の金属が蒸着されたフィルムで主に日射による熱を反射される効果があります。
なので室内を熱を外へ逃がさないなどの断熱効果はありません。
もちろんそう言った類のフィルムもありますが懸念される要因も多いので商業用とされており
一般的な分譲マンションへの施工も管理規約で制限されています。
その懸念される要因の一部ですが著しく窓が暗くなったり、太陽光によりギラ付いたり
日射による熱や影によりガラスが熱割れする懸念が高くなるからです。
また工業用フィルムには表面にハードコート加工が施されていない事が多いので
お手入れが難しく傷が付く事が大変多い事も挙げられます。

室内物干しのホスクリーンって後付けできないの?

室内の物干し竿掛け「ホスクリーン」は大変人気のある商品ですが
後付けを嫌う業者さんも大勢いらっしゃいます。
その理由は何でしょうか。
このホスクリーンは天井へ取り付けるものですが原則、天井ボードを支えている下地に
取り付ける事が通例です。
本当は天井下地を取り付けている天井のコンクリートスラブへ直接固定する事が一番望ましいのですが
管理規約上、構造体である躯体に傷を付ける事は許されていません。
なので後付けとなりますと構造上(しかたなく)天井ボードの下地へ取り付けるようになります。
天井ボードは強度上、壁のボード12ミリよりも薄く9.5ミリが一般的です。
実は天井下地である木軸や軽鉄はこの9.5ミリの天井ボードを支えるのに最低限必要な部分で施工してあります。
そこへ洗濯物(濡れている時は特に重い)を掛ける訳ですから荷重が天井下地へ掛かる仕組みです。
この必要以上の荷重に問題があり将来的に天井下地が歪曲し天井全体が歪んでくる懸念があるからです。
商品の中には荷重が掛かり過ぎると外れるようになっており安心とあるようですが
懸念がある事には変わりません。
施工した会社に責任が生じる可能性もある訳で嫌がる業者が多いと思います。